新設橋梁塗装工事の現場塗装で施工する箇所は大きく分けて2つあります。まず1つ目は、現場継手部(ボルト部)です。そして2つ目は、現場溶接部になります。なぜボルト部と溶接部だけかというと、例えば200mの橋を工場から一度に運ぶのは無理なので、まず鉄を鉄工場等で橋の形にブロックごとに作り上げ、ブロックごとに上塗まで塗装を行います。そして、橋のかかる現場まで運び組み立てます。組み立てる際にボルトや溶接などで接合していきます。その時、ボルトや溶接部の接合部分を現場で塗装を行うという流れになります。
現場塗装では、各塗装仕様が載っている鋼道路橋塗装防食便覧というものに元図いて塗装工事を行います。それでは今度はボルト・溶接の塗装についてご説明いたします。